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今回集まった善意は174万円。首里城の再建のために募金を呼びかけた高校生たちが集めた寄付金を県に渡しました。

那覇国際高校3年知念幸都さん「いろんな人の気持ちがこもったお金なので、首里城を再建するだけじゃなくその先の首里城の未来とかに使ってほしいと思っています」

県庁にやってきた高校生たち。首里城の火災直後に有志で会を結成し、毎週末、街頭に立ったり、SNSを活用したりして再建のための募金を呼びかけてきました。今回、県に託したのはおよそ174万円。2019年11月に続き2回目でこれまでの総額は230万円近くにのぼっています。

高校生らは受験を控えているため会の活動は14日で終わってしまいますが、メンバーらは「活動を機に沖縄の歴史に興味を持つようになった。今後もこの経験を生かしていきたい」と話していました。

首里城の再建に向けて有識者などを集めた会議が開かれました。正殿など燃えた建物を復元するため木材や瓦、漆など材料の調達や火災の再発を防ぐためスプリンクラーの設置や貯水槽の増設などについて県から報告がありました。

県は観光や経済、歴史などの各分野から集めた有識者で議論を深め、2021年3月までに首里城再建の復興基本計画を策定する方針です。

高校生らが首里城再建のため募金贈呈