※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
沖縄問題を写真で鋭く斬ります。マスクを手作りする家族のもとに、政府から届いた2枚のマスク。国のコロナ対策を揶揄した作品です。
県出身の写真家石川真生さんのライフワークとも言える写真展「大琉球写真絵巻」。琉球・沖縄がたどった歴史や今を表現しています。7回目となる今回は、2019年9月から2020年6月にかけて、宮古、石垣、与那国などで撮りためた36点の写真で構成されています。
石川真生さん「沖縄島は首里城が燃えた、早く再建しようってフィーバーしているけど、でも先島の人は違うはずだ、琉球王朝に苦しめられたはずだから、絶対違う意見ももっているはずだから、差別の話を聞いて来ようと。ということで、自衛隊反対運動をしている人たちへの撮影取材と、ずっと続く、王朝時代から、今までも差別があるはずだから、それの二本立てで撮影してこようと決めたの。」
展示されている写真には、被写体となった本人が思いを綴った文章も添えられています。
石川真生さん「私、これ読んでからさ、涙流したものもあるしさ、すごいつらい思いしたのもあるし、もっと知らないといけないなというのも出てきたよ。」
石川真生さんの写真展は9月6日までです。