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安倍総理「総理大臣の職を辞することと致しました」
持病の悪化を理由に辞任を表明した安倍総理、「安倍1強」とも言われるなか、8年近く続いた最長政権は様々な施策を強引に突き進めてきました。
アメリカ軍基地の問題などで沖縄県と溝を深めた安倍政権。その幕開けは、「オスプレイの配備撤回」「辺野古の新基地建設」など第二次安倍政権の誕生は沖縄にとって試練でもありました。
安倍総理(2015年2月)「1日でも早い普天間からの移設、辺野古への移設を実行したいとこう考えているところでございます」
安倍政権と県の対立はその後も深まる一途をたどり続けます。
翁長知事(当時)「全ての選挙で辺野古新基地反対という圧倒的な民意が示されたわけであります」
玉城知事(2019年3月)「県民投票における沖縄県民の思いを真正面から受け止めてもらい、工事を直ちに止めるという行動として表すことで示してほしいと思う」
安倍総理の回答「真摯に受け止めながら、さらに負担軽減にむけ結果を出していきたい」
県の訴えに耳を傾けない政府、”辺野古”をめぐる裁判は9度にわたり法廷闘争が泥沼化しています。そして、2年前には…
ついに、辺野古の海には土砂が投入され、埋め立てが始まりました。後になってマヨネーズ状とも言われる”軟弱地盤”の存在もわかり、計画は予定より工期は2倍、費用は3倍に膨れ上がることもわかりました。
長期政権が沖縄に残したものを有識者とともに読み解きます。
沖縄国際大学・野添文彬准教授「これほど基地問題につい手厳しい政権は歴代の政権にはなかったと思います。多くの沖縄県の人々にとって悪夢のような政権として記憶されるのではないかと思う」