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22日に石垣島の周辺海域で、漁船とその乗組員4人が行方不明になっていた事故で、海上保安本部は24日、乗組員1人を救助しました。救助された男性の命に別状はないということです。
第11管区海上保安本部によりますと、24日午後4時半ごろ、宮古島の西およそ5kmの海上で、転覆していた八重山漁協所属のはえ縄漁船「博丸」を発見し、漁船の上にいたインドネシア国籍の19歳の男性乗組員1人を救助しました。
男性はその後、宮古島市内の病院に搬送され、宮古島市消防本部によりますと、救助された男性は意識もはっきりしていて、かたことの日本語で、すり傷の痛みや「お腹が空いた」などと話していたということです。
沖縄気象台によりますと、当時の宮古島周辺には、台風8号の影響で波浪注意報が出ていました。行方不明となっていた漁船は、18日に泊漁港を出港し、22日に石垣漁港に入港する予定でしたが、その日の午後4時半に、「1時間後に入港する」という連絡のあと行方がわからなくなっていました。
60代の男性船長を含む残りの乗組員3人の行方はわかっておらず、海上保安本部が捜索を続けています。