ここからは最新の感染状況を見ていきます。8月20日は2人の死亡が確認されました。亡くなったのは南部保健所管内に住む60代の男性と、南城市に住む80代の女性の2人です。2人とも基礎疾患を持っていて治療のために入院していましたがその病院でコロナに感染しました。2人が入院していた病院は両方ともクラスターが発生していました。県内で新型コロナに感染し亡くなった人はこれで17人です。
そして、8月20日新たに感染がわかったのは10歳未満から90歳以上の男女あわせて45人です。これで、県内の感染者数が1800人を超えました。7月以降だけでも1662人となっています。
8月19日は71人の感染者が確認されたもののここ数日は50人を下回る日もあって直近1週間での感染者の合計は400人。さらにその1週間前、7日から13日までの1週間の合計は86人の感染が確認された那覇市松山の飲食店従業員を対象にした集団検査の結果も含まれていますが620人だったため、県内での感染拡大が落ち着いてきているようにも感じますが警戒レベルの指標では211人以上で「感染まん延期」にあたるとされていて、この数をかなり上回っています。
また、人口10万人あたりの1週間の感染者数は27.45人で8月に入って8月20日まで全国最多が続いています。依然として県内でかなり蔓延していることがうかがえます。県は1日あたりの感染者数は波があるので1週間単位の感染者数で状況を判断する必要があるとしています。
そして、医療の現状です。病院に入院しているのは360人でそのうち、16人が重症、酸素の吸入などが必要な中等症の患者が111人に増えています。治療を受けられるベッドを患者が使っている割合は97.6%で依然として病床がほぼ埋まっている状況となっています。また、重症患者が占める割合は55.2%です。入院調整中は140人となっています。