来週から本土の多くの企業でお盆休みに入るのを前に県医師会がメッセージを発信しました。
県医師会の安里哲好会長は「県医師会として帰省を控えること、あるいは規制したとしても高齢者との面会は控えることを強くお願い致します」と話していました。
これはお盆休暇に入ると本土から帰省した人が、沖縄の病院や介護施設にいる高齢者と面会するケースが多くなることから、ことしは配慮するよう呼びかけたものです。
医師会によりますと新型コロナ感染症による、若者の致死率は1万人に1人程度ですが、70代になると7人から8人に1人、80代になると4人から5人に1人と年齢が高くなるにつれ重篤になったり、亡くなったりするリスクが高くなっています。
県医師会の安里哲好会長は「今回の新型コロナウイルスの時期にあっては、本当に交流はすごく大切で、お年寄りの生きがいにもなるんでしょうし、孫たちの喜びにもなると思うんですけど、控えていただきたい」と話していました。
県医師会では、来週のお盆休暇や8月末の旧盆の際に特に高齢者との接触を控えてほしいと訴えています。
金城美優アナウンサーは「夏真っ盛りの沖縄。すぐにでも海に飛び込みたい気持ちになりますが、こちらのビーチは遊泳禁止となっています」と話していました。
8日から夏休み最後の3連休。毎年、観光客などで賑わう那覇市の波の上ビーチですが、県内全域に緊急事態宣言が出されたことを受け、4日から遊泳が禁止され砂浜に入ることさえ禁止されています。
ビーチを訪れた人は「泳ぎに来ました。(遊泳禁止は)知らなかったです。残り少ないんで、他の遊びをしたいと思ます」と話していました。
那覇市在住の男性は「海ってコロナの影響ないかなと思ってるんですけど。シュノーケルとかダイビングする人とか結構いるのでちょっと寂しいですね。いろんな所行くのに制限がかかるじゃないですか。行く所行く所、ダメダメダメってなってるんで」と話していました。
飲食店で働く男性は「(Qいつもの様子とは違う?)こんなのは初めて見ましたね。(遊泳禁止は)仕方ないかなとは思いますけど早く解除してほしい」と話していました。
このほか、西原キラキラビーチやぎのわんトロピカルビーチなど、他の地域の主なビーチでも遊泳自粛となっています。また那覇市内にある172カ所、全ての公園では、駐車場やテニスコートなど施設の利用が出来なくなっています。
県民は「みんな出てない感じなので、出てもどこも開いてないしお家にいる感じですかね」「子ども達にの夏休み自体も短いですし、宿題もあるし、外出は控えるように」「高校3年生なので受験の進路のこと考えようかなと思ってます」と話していました。
また8月末は旧盆ですがとの問いに対しては「正しく恐れるというかコロナに関しては、ウイズコロナという言葉も出ますから」「普段よりはのんびりできないと思いますけど、ちゃんとご先祖様に手を合わせたいと思ってます」「(旧盆は)何か所か回るんですよ。今回はお中元も郵送にしようということで、お線香をあげに行くことはしないでおこうと」と話していました。