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アメリカ海兵隊が9日に新型コロナ感染者に関する情報を今後、報道機関に発表しないとしたことに対し、県議会は10日夜、情報開示を求める意見書を可決しました。
アメリカ海兵隊では、普天間基地やキャンプハンセンで、複数の新型コロナ感染者が確認されていますが、9日、プライバシーの保護などを理由に、今後、報道機関に新たな情報は発表しないとしています。
また、北谷町内のホテルを借り上げ、転勤者などの滞在場所として利用していることが明らかになりました。
こうした状況に県議会は10日夜、アメリカ軍に対し、感染者の基地内隔離と外出禁止の徹底、感染者の数や行動履歴など具体的な情報開示を求める意見書を、全会一致で可決しました。
玉城知事「フェンス一枚隔てて生活している県民にとっては、基地の中で何が起こっているかわからず、大変不安であることを理解してもらいたい」
一方、玉城知事はアメリカ海兵隊に申し入れ「できる限り協力する」と回答を得たと話していますが、今後、県に詳細な情報が伝えられるかは海兵隊にゆだねられています。