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全国で唯一、シラヒゲウニの生産に取り組んでいる沖縄水産高校が地元の小学生らと一緒に漁獲量の回復へ向けウニを放流しました。
先週木曜日、糸満市の漁港に集まったのは、沖縄水産高校 海洋生物系列の3年生と、高嶺小学校6年生の子どもたち。
地元漁師の船に乗って沖へと出発します。
男の子「浅い!綺麗!すげー」
この日は、去年10月に彼らが人工授精させたシラヒゲウニの放流の日。人口受精させた10匹のウニから4000匹以上の稚ウニが育っていました。そして海へと放流です。
シラヒゲウニの漁獲量は、1975年の最盛期に比べ今では1000分の1まで落ち込んでいます。(※各漁協は自主禁漁している)
そこで生産量の回復を目指し沖縄水産高校が県の指導を受け、20年以上、生産と放流の実習を行っていて、3年前からは高嶺小学校の児童も一緒に取り組むようになりました。
高校生「小学生にとっても貴重な体験ができたと思うので、楽しかったです資源を増やすためにもこの活動はいいことだと思います」
小学生「5年生の時はあんなに小さかったのに全部が大きくなってうれしい」
小学生「踏まれないで大きくなってほしい」
子どもたちはシラヒゲウニだけじゃなく、ヒトデやナマコなどたくさんの海のいきものと触れて大興奮沖縄水産は全国の高校で唯一シラヒゲウニの種苗生産を行っていて、放流だけでなく、陸上での完全養殖の実用化も目指して研究に取り組んでいるそうです。今後も注目ですね!