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辺野古の新基地建設で軟弱地盤の上に置かれる大型の護岸を含め、大浦湾側に造られる護岸の大半が震度2の地震を受けただけで崩落する危険性が明らかになりました。

地質学を専門とする新潟大学の立石雅昭名誉教授ら「辺野古調査団」が、国の示したデータを用いて大浦湾側に置かれる大型の護岸の安定性を独自に分析したところ、わずか震度2の地震に耐え切れず、護岸の大半が崩落する危険性が高いことが判明しました。

特に水深90mまで軟弱地盤が続く地点では、地盤を固めて土砂の埋め立てまで終えた後の護岸が、わずか震度1の地震で崩れてしまう恐れがあります。

過去10年に辺野古で観測された地震を見ると、震度1以上の地震は2カ月に1回の頻度で起きていて、立石名誉教授は「工事期間中に地震を受ける可能性が極めて高く、護岸の建設は無謀」だと国の計画を批判しています。

震度2で大浦湾側にある護岸の大半が崩落