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集団的自衛権行使を容認した安保法制は違憲だとして、戦争体験者ら原告が国を相手に起こした裁判で、那覇地方裁判所は6月30日、原告の訴えを棄却しました。
この裁判は、「集団的自衛権の行使を認めた安保法制は、平和的生存権を侵害していて憲法違反だ」などとして、戦争体験者ら原告82人が国を相手に起こした裁判です。
判決で、那覇地方裁判所の平山馨裁判長は、「原告らの主張は安保法の憲法適合判断を抽象的に求めていると言わざるを得ず、憲法解釈を求められることにはならない」と憲法判断を避け、原告の訴えを棄却しました。
これを受け、弁護団は「安保法制が憲法9条に違反するか否かという重大な憲法問題に、正面から答えたものではない」とコメントしています。原告側は控訴する方針です。