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実に海洋博の翌年以来、44年ぶり。復帰後最大の落ち込みです。5月、沖縄を訪れた観光客は4万4000人で、前の年の同じ月に比べ9割余り減少しました。新型コロナが観光立県沖縄に大きなダメージを与えています。
県が6月24日発表した、5月に沖縄を訪れた観光客の数は、2019年の5月に比べ79万900人も少ない4万4000人となり、海洋博の翌年1976年9月以来の5万人を下回りました。
減少率も94.7%となり、減少数、減少率ともに本土復帰以降過去最大となりました。内訳をみると、国内の観光客は2019年5月に比べ52万2500人減った4万4000人。一方、国外からの観光客は、新型コロナの影響で、2019年5月に26万8400人いた観光客が、5月は国際線の航空便946便がすべて欠航になったことなどから、4月に続きゼロとなる厳しい結果となりました。
県では、6月の観光客は県をまたぐ渡航自粛が19日に解除となったことから、観光振興策などを講じて国内客から徐々に回復が期待されるとしています。しかし、海外からの入国制限措置が取られていることや、国内外からの航空便の運休・減便が継続されていることから、今後も厳しい状況は続くとみられています。