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戦後75年の慰霊の日まで4日。毎年、沖縄全戦没者追悼式で披露される「平和の詩」に、2020年は首里高校3年生の詩が選ばれました。高良朱香音さんは「今までは体験を聞く受信側だったが、今回朗読者に選んでもらったことで自分が発信できる機会をいただいたのでそれを活用できるようにしたいと思います」と話していました。

1119の応募の中から2020年の「平和の詩」に選ばれたのは首里高校3年の高良朱香音さんの作品。「あなたがあの時」と題した詩には、高良さんがこれまでの平和学習で防空壕の中に入ったり、戦争体験を聞いたりした中で印象に残ったエピソードが散りばめられていて、戦争を生き延びた人たち、「あなた」への感謝の気持ちが込められています。

高良朱香音さは「この詩を聞いたことで戦争体験者の方が少しでも気持ちが楽になったり癒されてくれたらいいなと思っているのでそういう方にまっすぐに届いて欲しいと思います」と話していました。

新型コロナの影響で、例年本番まで3週間以上の準備期間があるところを、1週間弱で臨まなければいけないということですが、高良さんは「自分の心からの思いを伝えたい」と意気込んでいました。

平和の詩は「あなた」への思い