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もうすぐ慰霊の日ですが、平和祈念資料館では戦争の悲惨さや平和の尊さを考える企画展が始まっています。
不安やしょうすいの色がにじむ少年たちの目。こちらはアメリカ軍の捕虜になった少年兵などの写真です。そしてこちらは75年の時を経て色あせたお守り。白梅学徒隊として動員された女生徒が持っていたものです。
10日から始まった企画展。写真パネルを中心に日本軍が使った手榴弾の実物など、約120点が展示されています。なぜ沖縄が戦場になってしまったのか、第二次世界大戦がどのように終結したのか。歴史を流れに沿って学ぶことができます。
沖縄県平和祈念資料館の平田守学芸員は「沖縄戦から75年が経ちますが、今なお世界では、戦争や紛争が世界各地で続いています。沖縄戦の歴史的教訓を学んで、どうすれば平和な世界を築くことができるのか、子どもたち一人一人に考えてもらいたいと思います」と話していました。
沖縄戦から75年の節目に、子どもたちやその保護者の世代に、より広い視点で考えてほしいという思いが込められた企画展。8月31日までです。