※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

新型コロナの影響で中断されていた辺野古の工事が先週再開されたことを受け、新基地建設に反対するオール沖縄会議などの抗議活動が、15日から再開されました。

仲宗根啓介記者「キャンプシュワブのゲート前です。市民が反対の声を上げるなか、工事車両が続々と入っていく様子が確認できます」

ゲート前には、朝から多くの市民と、先日の選挙で当選した県議会議員9人も参加し、辺野古新基地建設の反対を訴えました。

渡久地修県議「本当に腹が立ちますね。県議選挙でも辺野古反対・デニー知事がんばれという民意が示されたにもかかわらず工事を再開するのは、県民を愚弄するもの」

島袋恵祐県議「(工事のために)コロナの対策ができたとか、それ以前の問題だと思いますので、県民の声を聞かないことに最後まで声を上げて、工事を県民とともに止めていきたい」

一方、工事が再開したばかりの14日夕方、名護市の汀間漁港の南東およそ1.5キロの沖合で、作業船が座礁する事故がありました。船には警備担当者12人を含む14人が乗っていましたが、全員救助され、ケガ人はいないということです。

市民「工事が止まっている間に、もしかしたら辺野古の海にジュゴンが帰ってきたと言える状況の中で、こういう作業船が座礁して環境を汚すことは絶対に許せない行為」

しばらく静寂を取り戻していた海は、新型コロナの落ち着きとともに慌ただしく動き出しました。

新基地建設再開に県議らも抗議 昨日は作業船が座礁