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戦時遭難船舶犠牲者の慰霊祭に代わるお清め式が6月14日、那覇市内で行われました。
戦時避難船舶遺族会の大城事務局長「コロナの感染防止のためとはいえ、慰霊祭を初めて中止するのは残念の極み」1978年に始まって以来、30年以上毎年行われている戦時遭難船舶犠牲者の慰霊祭。
しかし、今年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、「海鳴りの像」の大規模なお清め式を行い、犠牲者を追悼しました。集まった遺族は石碑に刻まれた名前をなぞったあと、線香をたて祈りをささげました。
疎開船で航海中に犠牲になった県民は3427人。海鳴りの像には対馬丸の犠牲者を除く1949人が祭られています。
戦後75年を迎えた今、戦後処理の問題が解決されておらず、国や県にもっと真剣に取り組んで欲しいと訴えていました。