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こんにちは、ここからはQプラスです。今後の沖縄の行方を左右する重要な選挙戦の火ぶたが切られました。任期満了にともなう県議会議員選挙はきょう告示され13の選挙区に64人が立候補しました。舌戦が各地で始まりました。

任期満了にともない実施される県議会議員選挙。今回の県議選には定数48に対して13の選挙区から64人が立候補しています。

「糸満市区」定数2の糸満市区。現職2人を含む3人が立候補しています。

「島尻・南城地区」南城市や八重瀬町が対象となる島尻・南城市区。定数4に対し、現職4人、新人2人の6人が立候補しています。

「豊見城市区」定数2の豊見城市区には与野党の現職1人ずつと新人1人が立候補しています。

「那覇市区・南部離島地区」那覇市と周辺離島が選挙区の那覇市・南部離島地区は激戦区の様相です。

県議選告示 13選挙区に64人が立候補!争点は?

今回の選挙区の中で一番多い11人の定数に対し現職8人、新人8人の16人が立候補。およそ26万人が暮らす那覇市が抱える問題だけでなく久米島や南北大東島などが抱える課題も争点です。

与党系8人、野党系4人、中立系が4人の構図になっていて、この選挙区の結果は、県議会の与野党の勢力図に大きな影響を与えそうです。

「浦添市区」定数4の浦添市区は公明党の現職が新型コロナの影響で出馬を取りやめ、無投票となりました。

「宜野湾市区」普天間基地を抱える宜野湾市区。与党系、野党系それぞれ2人ずつの4人が3つの議席を争います。   

「中頭郡区」北谷町や嘉手納町が対象の中頭郡区。定数5に対して現職4人、新人3人のあわせて7人が立候補しています。

「沖縄市区」沖縄市区は与党系3人、野党系2人、中立系1人の6人が5つの議席を争う注目選挙区の1つです。

「うるま市区」うるま市区は定数4に対し現職4人が立候補。無投票となりました。

「国頭郡区」4人が立候補した国頭郡区は前回の選挙と同じ顔ぶれとなりました。2つの議席を争います。

「名護市区」定数2の名護市区は与党系新人と野党系現職の2人が立候補。前回に続き無投票となりました。

「石垣市区」石垣市区には定数2に対し現職2人が立候補。無投票となりました。

「宮古島市区」定数2の宮古島市区は与党系1人、野党系2人の構図。与党が議席を守るか、野党が躍進するか注目です。

県議選告示 13選挙区に64人が立候補!争点は?

今回の選挙の最大の注目点は玉城知事を支える県政与党が過半数を維持できるかどうかです。こちらは現在の県議会の与野党の勢力。定数48に対し、2人欠員が出ていて26人いる県政与党が過半数を占めています。

県議選告示 13選挙区に64人が立候補!争点は?

今回立候補した64人のうち与党系が35人、野党系が23人、中立系が6人となっています。今回の選挙結果は玉城県政の今後の行方を左右することになります。

県議選告示 13選挙区に64人が立候補!争点は?

今回の選挙の大きな争点としては経済や県民生活に深刻な影響を与えてる新型コロナに対しどのような対策をとっていくのか。対応の中身はもちろんですが、スピード感を持って実行できるのかも含めた対応が求められます。

そのほかにも辺野古新基地建設の是非や深刻な子どもの貧困問題など全県的な問題に加え南北の経済格差や離島振興など地域ごとの課題も山積しています。また新型コロナの影響でこれまでの選挙戦が展開できない可能性があり、投票率の低下も懸念されています。

今後の沖縄の行方を左右する今回の選挙。あすから期日前投票が始まり投開票は来月7日に行われます。およそ117万人の有権者の審判が注目されます。