さきほど日本高野連が会見を開き、新型コロナウイルスの影響を受け、今年の夏の甲子園の中止を発表しました。
多くの球児たちの夢であった甲子園。多くのファンを魅了してきた甲子園が今年はなくなることが正式に発表されました。まずはさきほど午後6時から始まった日本高野連の会見をお聞きください。
日本高野連会見・朝日新聞渡辺雅隆社長「新型コロナウイルスの感染拡大を防ぎ、選手や関係者、お客様の安全と健康を守るためには、6月下旬から8月初めにかけて予定していた49地方大会、8月10日に阪神甲子園球場で開幕予定だった全国大会ともに中止が必要だと判断しました。」
続いて、夏の甲子園の中止を受け、県内野球部の監督たちの反応です。
甲子園開催可否については、時間をかけてあらゆる議論を尽くすべきと話していた興南・我喜屋監督。選手たちには、この中止も乗り越えていかなくてはいけないと話します。
一方、県春季大会ではベスト4入りし、夏の沖縄大会のシードを獲得している沖縄工業の知名監督は、選手たちにどう話していいか悩んでいると言います。
そして、夏の甲子園の開催を信じていた選手たちの表情も入ってきています。きょう午後、沖縄工業では、正式な発表を前に学校にいる部員たちに報告がありました。
沖縄工業・知名監督「中止が決まったということで、正直そこを目指してきてきょうがありますけど、気持ちを切り替えてとかきょうは言い辛いね。きょうで引退するわけではないので、地方大会も沖縄県もやる方向で動いていると思いますので、そこにかけましょう。」
夏の甲子園が消えたという知らせに言葉を失う球児たち。幼いころから目指した夢が新型コロナに奪われました。
沖縄工業・國吉涼介主将「やはり自分たちは幼いころから野球をやってきて甲子園という目標があって、ここまで野球を頑張ってこれて、高校3年間もきついことばかりで、でもその時に甲子園という言葉でチーム全体が一つになって闘う気持ちができたりとかあったんですけど、甲子園がもしなくなったとしても、県大会を開催するのであれば、優勝目指して頑張りたいと思っています。」
なお、夏の甲子園中止の発表を受け、県高野連は独自で県大会を開催をする方向で協議する方針です。