※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
新型コロナウイルスの影響で例年ならかき入れ時のゴールデンウィークも休業を余儀なくされた店があります。苦しい時ですが地元をそして社員を思う1人の経営者を取材しました。
糸満市にある上原自動車新車販売や整備などを手がける一方高齢社会に役立つあるペダルを扱っています。
上原勇樹社長「高齢者の踏み間違え事故というのはあせってパニックを起こしてしまって急ブレーキを踏むようにアクセルをガッと踏んでしまうことが多い。アクセルを奥まで踏み込んだ時に連結されたブレーキが一緒に踏まれていく形。ブレーキが作動した時には踏み間違えと音が知らせてくれるので間違っていると認識することができる」
埼玉県の企業が開発したこのSTOPペダル。上原自動車はこのペダルを扱う県内唯一の販売店です。しかし・・・
上原勇樹社長「新型コロナの影響がどれだけ続くか見えない部分もあって、新車の販売も落ち込んでくるという部分はあるので(車検など)整備の方に力を入れながら(つなげていきたい)」
新型コロナの影響で店舗も工場も5月6日まで休業することに。
そんな上原社長が向かったのは近所の精肉店。地元の商売仲間を少しでも応援したいと肉やハンバーグを購入しました。
その行く先は休業に伴ってしばらく顔を合わせることができない社員とその家族です。
男性社員「自宅でゆっくり家族と食べたい」
女性社員「家では(子どもたちが)やることがなくてみんながゲームばかりしているが、きょうは楽しみに食事したい」
上原勇樹社長「普段なかなか言えないので感謝の気持ちをメッセージカードで書かせてもらって。こういうたいへんな時だからこそ笑顔で感謝の気持ちをもって過ごせればと思っている」
苦しい時にこそ何ができるかそこには思いを行動にして前へと進む経営者の姿がありました。