休業要請の対象となったところ、そうでないところ、それぞれの受け止めは…
個別指導Axis沖縄本部責任者・川上一樹さん「それに(休業要請)対して構えていましたけど、とうとう来たかという気持ちです」
休業要請の対象となっている「学習塾」県内で16の校舎を持つこちらの塾では緊急事態宣言が出された翌日から教室で授業を行わず、「オンライン」による授業に切り替えました。通常通りではないものの、オンライン授業を続けているため休業に当たらないと指摘される心配があります。
個別指導Axis沖縄本部責任者・川上一樹さん「オンライン授業に切り替えてやっていて、生徒を校舎に入れないというふうにはしているんですが、それでしっかり20万円の対象になるのかどうかっていうところが、しっかり、わかっていないところもあるので、そこは不安なところがあります」
また、新年度に入っていますが、学校の授業が始まっていないことから、学習スケジュールを組むのにも苦慮しています。
個別指導Axis沖縄本部責任者・川上一樹さん「このまま学校の方の授業もなかなか進んでいないということなので それをちゃんとカリキュラムをこなせるかみたいなところも不安はありますし」「今の状況が夏休みにも入ってとかという風になると受験対策のかなり今年の子たちはしんどいのかなとは思いますが、塾としてサポートしていきたいと思います」
塾では、緊急事態宣言が解除されるまで、塾内での授業を行わない方針です。
「県が休業を要請した施設で、対象外となったのが花屋です」那覇市にある花屋「ティエラ」。瑞慶山(ずけやま)さん親子がこの店を切り盛りしています。休業要請の対象外となった「花屋」。売り上げが落ちた店などに対する県からの支援金は多くても10万円。
ティエラ・瑞慶山剛(ずけやま・ごう)さん「正直きついのは事実なんですけど、それは県が決めたことなので受け止めるしかないのかなと思います」
Q使い道は?ティエラ・瑞慶山剛さん「お店を保たないといけないので家賃の部分に充てたいなと思っています」
卒業式や入学式がある3月や4月は、花屋にとってかき入れ時す。しかし、今年は軒並み規模が縮小されたり中止されたため3月の売り上げは例年に比べて3割減少、4月は半分以下になりました。
ティエラ・瑞慶山剛さん「少し疑問には思うところはあるかもしれないが、県の指示なので従うしかないのかなと考えています。そんななか、どうするのかを店長(父親)と一緒に考えながら進んでいきたい」
こちらの花屋では、デリバリーで営業を続けていくことにしています。
店を開けるか…閉めるか…、対応が別れそうなのが「飲食業」です。飲食業は休業要請の対象外ですが午前5時から午後8時までの営業時間の短縮などが求められています。
飲食店「スタッフだったりとか、お客様のことを考えると、長い夜の時間帯まで開けるっていうのはなかなか厳しい状況になってきているのは現状」
店を閉めても人件費や光熱費、家賃など固定費はかかります。
飲食店「10万円だと家賃すら払えない店がたくさんあるのかな…そこにどうしても、スタッフだったりとか等経費がかってくるので(補償は)うれしいんですけど、欲を言えば足りない、もうちょっとほしいっていうのは正直なところですね。」
店を休む決断をするのは難しいといいます。その反面、こうしたご時世のなか店を開け続けることに冷ややかな視線を感じることも少なくありません。
飲食店「今、自粛モードで会社にも行けない、ずっと自宅で仕事をされている人もたくさんいると思うんですね、おかげさまでこういう状況の中でも来てくれる客さんがいて」「私たち飲食店側から何ができるかっていうと、テイクアウトとかデリバリーとかを最大限フル活用して、おいしいものを届けて、精神的な癒しとなればいいなという所があるので、本当に予防しながらそういった形で営業し続けていければなとは思ってます」
休業要請に伴う、補償の申請時期や方法はあす、県のウェブサイトで公表されます。