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スポーツお伝えします。新型コロナによって、今スポーツ界も大きな影響を受けていますがそんな中、県内スポーツチームFC琉球、琉球コラソン、琉球ゴールデンキングスが今どんな思いを持っているのか取材しました。

FC琉球・樋口靖洋監督「(パソコン前で)おはようございます、きょうも頑張ってトレーニングしましょう。30分くらいやって一回間取って30分という形で2セットやります。元気出していきましょう!」

サッカーJ2のFC琉球。チームが今取り組んでいるのはWebアプリを活用したトレーニング。

Jリーグは2月下旬に公式戦を中断して以降いまだ再開の目途が立っておらずFC琉球も今月7日から全体練習を休止しています。

この状況でもコンディションを維持しチーム内のつながりを保つためにWebを通じて選手やスタッフ、コーチが一堂に会してトレーニングを行っています。

県内スポーツチームの今 苦しい時期を乗り越え「スポーツの力を」

FC琉球・樋口靖洋監督「非常に厳しい状況なんですけど、選手たちも真摯に取り組んで非常にいいトレーニングができていると思います。良い負荷をかけていくことで再開が決まった時にいいスタートが切れると思います」

そのトレーニングを見てみると中にはハードなメニューも。

FC琉球・矢野玲フィジカルコーチ「(選手たちが)『1人じゃできないよこんなの。みんなでやるからできる』とそれを逆手に取って、じゃあきついトレーニングをやればみんなやるじゃんという」

FC琉球・上里一将主将「いやぁきつかったですね笑。今自宅で、自粛中なので自分1人でできないことをチームがやってくれているのはありがたいです」

グラウンドに集まってサッカーをすることができない厳しい状況の中でもチームの雰囲気は明るく、リーグ再開の日を目指しトレーニングを続けています。

FC琉球・上里一将主将「リーグ通して、各スポーツ界を通してそうなんですけど僕たちが勇気づけられるようなプレーが出来たらと思っているのでまずは日本全体として収束してみんなの前で元気な姿を見せることができるように頑張っていきたいと思います」

また、2019年シーズンも満員のファンを沸かせ続けた琉球ゴールデンキングス。新型コロナの影響で19試合を残し、シーズン終了となりました。

琉球ゴールデンキングス田代直希主将「急遽リーグが中止になってしまったのでどのチームもすごく終わり方としては不完全燃焼のまま終わってしまったのかなと思います。その中で僕たちキングスは何かこういう状況下の中でできることはないかと模索していて、キングス対キングスを披露するということにいきついたと思うんですね」

試合を楽しみにしていたファンのためにLive配信を行った「キングス対キングス」

このプロジェクトができたことでキングスとしてシーズンの良い終わり方はできたと思うと田代キャプテンは話しますがファンの前で試合ができなくなったことで、改めてその存在の大きさを感じているといいます

琉球ゴールデンキングス田代直希主将「(2019シーズンは)ヘッドコーチが代わったりケガ人が出てしまったり苦しいシーズンだったかなと。ファンの方々にとっても苦しかったと思います。でもその中で西地区優勝できたのは皆さんの声援のおかげでしかないと思っていますので。皆さんと距離ができる、離れるというのは寂しいですね本当に早く、ファンの目の前でプレーしたいなという気持ちですね」

また、同じくシーズン途中でリーグ戦が終了し、今月15日まで全てのチーム活動を自粛している琉球コラソン。

琉球コラソン石田孝一選手「今まで応援してくださっている方々にこういう時こそ僕たちが元気や勇気を与えたりできると思うんですけど、今会うことでできないのでどうしても画面を通してとか、インターネットを通してということになるので歯がゆさは正直ありますね」

他の企業チームとは違い日本ハンドボールリーグ唯一のクラブチームであるコラソンにとっては、新型コロナの影響が今後の運営にも響くという厳しい状況があります。

琉球コラソン石田孝一選手「(スポンサーが)一番最初に削るところって広告宣伝費だったりするところはあるのでそうなってくると私たちの収入がなくなってしまうというところは運営に直結する部分なので」

直接会ってスポンサー集めなどもできない今、できることは、新たなシーズンを迎えた時にプレーで見せるしかないと話します。

県内スポーツチームの今 苦しい時期を乗り越え「スポーツの力を」

琉球コラソン石田孝一選手「自分たちはまず元気に楽しんでハンドボールをする姿を見せてそこにお客さんがついて来てくれて、また応援者が増えてという相乗効果ができて、あと2年間の(成績)低迷からの変革の年にしないといけないと思っていますしそういったところをお客さんに見てもらって今年のコラソンは違うなというのを少しでも見せたいと思っています」

現状では思うような活動もできず歯がゆさも感じる一方で県内スポーツチームは今「スポーツの力」を信じてファンと共に戦える日を目指し前を向いています。

FC琉球・樋口靖洋監督「もう一度日常の生活が戻ってサッカーのできる日常を取り戻したいと思いますそういうサッカーができる状態になった時にスポーツの持つ力、サッカーの持つ力、これを僕たちは表現するということが大事だと思っているので」

琉球ゴールデンキングス田代直希主将「キングスとしての根底にあるものは「沖縄を明るく、元気に」というのがキングスの根っこにあるのでそこはコロナの後でも変わらないと思うのでこれからも沖縄を明るく元気にしていけたらと思います」

琉球コラソン石田孝一選手「今はひとつになる時だと思うのでチームも応援してくれるファミリアやスポンサーの方々もすべて含めてひとつになってこの1年を乗り切っていきたい」