県内でも連日、感染確認を伝えている新型コロナウイルス。4月10日も新たに7人の感染が確認されました。
玉城知事はこの週末、県民に対し改めて不要不急の外出の自粛などを求め感染拡大防止に努めるよう呼びかけました。10日も県内では新たに40代から70代の男女7人の感染が確認されました。
県によると4月7日に感染が確認された70代の男性がタクシー乗務員であることがわかり、この男性と同居する70代の女性と同僚の60代男性の感染が10日確認されています。それ以外の5人は現段階で感染経路がわかっていません。
9日までに県内では42人の感染が確認されていましたが、そのうち1人が再検査の結果陰性であることがわかったため県内での感染確認は10日の7人とあわせて48人となりました。
また関係者などによると9日までに感染が確認された人の中に弁護士が含まれ、警察署などに立ち寄っていたことがわかっています。
玉城知事「この週末、不要不急の外出は自粛していただくようお願いします。特に夜間の会食など、沖縄では模合という集まりもあるがそのような会食への参加は感染が広がるリスクが高いので控えていただきますようお願いいたします。」
県内で感染者が増加する中玉城知事は10日午前の会見で政府による緊急事態宣言後初めての週末を迎えるにあたり県民に対し改めて不要不急の外出などを自粛するよう求めました。
また、2020年の「慰霊の日」に行われる沖縄全戦没者追悼式について新型コロナの状況などを踏まえ式典の規模を縮小することも検討していると明らかにしました。さらに知事は、新型コロナの感染拡大を受け県の対策本部の中に、『総括情報部』を新たに設置し、協力医療機関での患者受け入れなど医療体制への対応を15人の専任職員で行うことも明らかにしました。