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県内では、新型コロナウイルス、2月の感染確認から先月20日の3人目の確認以降、患者は発生しておらず、きょうで1カ月になります。県がイベントなどの規制を緩和するなか、迎えた3連休の初日のきょう、各地の様子を取材しました。

新型コロナ最後の感染確認から1カ月 3連休の初日

新型コロナウイルス。県内3人目の感染確認から1カ月。県によりますとこれまでに検査をした人数は245人にのぼりますが、陰性率は「98.8%」になっています。街の人は今、どんな対策をしているのでしょうか。

男性「ほとんどが会社で過ごすので、ウェブで会議をしたりとか、お客様とのミーティングもウェブで会議をしています」女性「アルコールとかマスクとかは持ってきています」

それぞれが自分なりの対策を徹底していました。ただ世界に広がる感染の脅威は、観光や経済に大きな打撃を与えています。空の玄関口・那覇空港では…

石橋記者「那覇から海外に行く便、海外から那覇に来る便、国際線の飛行機は軒並み欠航となっています」

きょうはシンガポールと那覇を往復する便と台北と那覇を往復する便、あわせて4便しか発着がありません。今月は発着する便数がおよそ8割も減っていました。

新型コロナ最後の感染確認から1カ月 3連休の初日

閑散とした国際線のチェックインカウンター。清掃員がフロアを消毒する姿は、なんだか寂しげです…。

清掃員「旧正月の時期がピークだったかと思うんですけど。それ以降はどんどん(外国人観光客が)減ってきています。(ゴミの回収は)通常ですと午前2回とか午後4回とかなんですけど、午前1回、午後1回くらいでまかなえてしまうくらいです」

さらに、空港だけでなく、港でも様子が激変しています。先月寄港回数が激減したクルーズ船、今月に入ってから那覇の港には1回もやってきていないのです。

新型コロナ最後の感染確認から1カ月 3連休の初日

数カ月前は多くの観光客で活気に満ちていた国際通り、しかし、今は人通りはまばら。

お土産屋の店員「春節終わった以降にやっぱりぐんと減っている」「(売り上げは)8割くらい減ってはいると思います」

観光客の激減が土産物店の売り上げに大きなダメージを与えていました。

お土産店の店員「周り見渡す限り中国人という感じでした。今は日本人がほぼです」「

一方、県民の台所として観光客にも人気の「牧志公設市場」ここにも新型コロナの影が…

鮮魚店の店員「中国の方とか香港の方とか全然いらっしゃらないですよ。でも本土からのお客さんがいらっしゃってくれてますね。それでちょっと頑張りがいがあります」

高値の魚介類が売れなくなっているというのです。

魚屋の店員「エビ類とか貝類とか(単価は)高いですね。(Q:そういうのが出ないと売り上げにも影響が?)だいぶそうですよ」

コンベンションビューローでは今月、来月の観光客数予測を前年比70%未満の「大雨」と見込むなど、観光・経済に明るい兆しは見えていません。そうしたなか…

新型コロナ最後の感染確認から1カ月 3連休の初日

天気に恵まれた3連休の初日、多くの家族連れでにぎわった「沖縄こどもの国」。こどもの国では2日から15日まで2週間、一部の施設を閉鎖していました。きょうは、すべての施設が再開になって初めて迎えた連休初日でした。

沖縄こどもの国・神里興弘園長「大変心配おりましたけれども、きょう、たくさんのお客さんに来ていただいて、少しは安心しております」

来園者「(新たな感染者が)出ていないので、外に出ようかなって。屋内はちょっと怖い、コロナがちょっと怖いかなと思ったので、屋外にと思って動物園に。(子どもを)家に置いておくのもかわいそうなので…。手洗い・消毒、気をつけつつ、除菌シートも持って(いる)」