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県立高校の合格発表があり、およそ1万3000人に春が訪れました。2020年は喜びの風景にも新型コロナが影響しました。

掲示板に自分の受験番号を見つけ喜びにわく生徒たち。八重山高校に合格した受験生は、「嬉しいです。3年間楽しく過ごしたいと思います」と話していました。しかし、県内ほとんどの高校では新型コロナの感染を防ごうと、校内での掲示を取りやめ、ホームページだけでの発表となりました。

こうした中、学習塾で結果を見守る受験生も。沖縄工業高校建築科を受験した具志堅裕哉さん。その瞬間を落ち着かない様子で待ちます。

具志堅裕哉さんは「自分の番号を見て、この3年間の努力が実りました」と話していました。母親の幸乃さんは「安心しました。色々、資格を取って楽しんでくれたらいいかなと思います」と話しました。これに対して具志堅裕哉さんは「3年間、支えてくれてありがとうございます」とお礼を述べました。

個別指導Axis長田校の下地敏朗さんは「緊張しましたね。毎年毎年ですね。こればっかりは。番号あったよととか言って、ハイタッチしたりとか、友だちと喜びを共有したりとか、そういう場面がないなというのは寂しいですけど。今までとは一味違う合格の共有の仕方というか、それを体験できたのでよかったです」と話していました。