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15の試練!県立高校の一般入試がきょうから始まりました。2020年は新型コロナウイルスの影響も受けるなかで受検生が全力で挑んでいます。

4日から始まった県立高校の一般入試。那覇国際高校では試験が始まる2時間ほど前から会場に訪れる、受験生の姿がありました。

受験生「緊張します」「夏休みから塾に通ってました」「(高校では)部活動に入ってみたい」「(那覇国際高校は)海外に行くチャンスが多いので憧れました」「全力を出せるように頑張りたいと思っている」「(受験に向け)苦手な教科でとことん点数を伸ばせるように覚えなおしたりした」

2020年は新型コロナウイルスの影響で試験会場にも異変が起きていました。

校長「高校入試は集合が本来体育館でしたが新型コロナウイルス感染防止のため各自控え室で行うことになりました。これまでやったことを信じ、そして自分を信じて最後の最後まで頑張って頂きたいと思う」

生徒が集団にならないよう、例年行う体育館での校長の説明会などが、各教室へと変更になり、校内放送に変更。受験会場の前にはアルコール消毒も置かれました。

引率した中学校の先生「新型コロナの影響で対応ができないということもあるんですけれどやっぱり初めての受験の生徒が多いと思うので、しっかりと実力が出せるようにケアやサポートをしていきたいと思う」

15の試練!県立高校入試にもコロナの影響

一方、こちらは例年、受験のお昼休みに家族がそろってお弁当を広げる宮古島の受験風景。それも2020年は・・・

保護者の学校への立ち入りは原則禁止となり受検生はあらかじめ会場に持ち込んだ弁当や会場から離れて食事をするなど、いつものアットホームな光景はみられませんでした。

一方で3度目の高校受験に挑戦する人も・・

午前7時過ぎ北中城村の自宅で大好きなうどんを頬張る仲村伊織さん。伊織さんには知的障害などがありますが、「みんなとともに進学したい」とこれまで2度、公立高校を受験しましたがいずれも不合格。今回が3度目の挑戦です。

母・美和さん「分かっているのかな、去年、おととしとか、だいぶ張り切っていたんですけど、やっぱり落ちたという記憶があって、戸惑いというか葛藤はあると思います」

15の試練!県立高校入試にもコロナの影響

2020年の県立高校入試の最終志願者数は全日制と定時制合わせて1万1442人。

試験はきょうが国語と理科と英語。あすは社会と数学そして面接が行われます。

新型コロナウイルスにも負けない。それぞれの夢に向かった春の挑戦が始まっています。