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コロナ 「休校」で学校現場は

新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと政府が求めた休校措置。県内では多くの学校できょうから休みに入りました。休校措置をめぐっては市町村によって対応が違う中、それぞれの学校でどのような風景が見られたのでしょうか?

読谷村の小・中学校ではあすから22日まで臨時休校です。このうち、渡慶次小学校では…

「小学校最後の給食、いただきます!いただきます!!」

きょうが休み前、最後の給食。特に6年生は、卒業式を残すだけとなり、小学校生活の中で友達と食事をする最後の時間です。本来なら、最後の給食はお祝いの特別なメニューになるはずでしたがいつもの献立に…。それでも、子どもたちは友達とおしゃべりしながら給食の時間を楽しんでいました。

渡慶次小学校・平良剛先生「いつ日常が失われるかわからない世の中なので、この一瞬一瞬を大切に、みんなの顔を見ながらご飯食べて、最後まで明るい教室で巣立ってほしい」

浦添市ではきょうから13日まで休校を決めています。しかし、突然の決定に仕事を休めないという保護者も…。

子どもたちをケアしようと、市内の学校では全学年の児童を条件付きで受け入れることにしています。仲西小学校では学童や児童デイサービスの受け入れができないといった理由で、10人以上の児童たちが登校していました。

また、宮城小学校では…

宮城小学校・教務主任・地主園亮先生「子どもたちが来た時の対応と、どれくらい来るのかというのが全くわからないので、1クラスで収まるのか、複数クラス必要になるのかも含めて、先生方のローテーションをある程度、仮で組んだ」

コロナ 「休校」で学校現場は

こう話すのは教務主任の地主園先生。子どもたちが何人集まるかわからない中、いつ来ても大丈夫なように受け入れ態勢を整えていました。

地主園亮先生「いつも通り教室にいれるのではなく、半分くらいにして、15人くらいになったらもう1クラス開放するというかたちで、あまり近くにいないほうがいいのかと。あとは常に開けたままにするとか。できるだけ集まらない方が感染症的にはいいと思うので、家でみれるのであればみていただけるほうがいいと思う。こういうところに集めてというのは緊急の措置になると思う」

預け先が見つかった保護者からも別の懸念の声も…

保護者「子どもたちは感染しても元気だと思うんですよ。だけど祖母の家に行ってお年寄りと接すると、そこで(ウイルスを)持っていって移してしまうのが心配。でも実際、この休みの間、祖母の家に預けるのが多いんですけどね」

コロナ 「休校」で学校現場は

石垣市は休校にはしないことにしています。そのため、きょうも普段通り、朝から児童が元気よく登校していました。

全校児童およそ620人の登野城小学校では、各教室に消毒液を置いたり、手洗いの徹底を呼びかけたりしています。ただ、スポーツ大会などで島の外に出ていた児童や職員は2週間、自宅待機することになっています。