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安倍総理が、新型コロナウイルス感染拡大防止のためとして全国一律で要請した学校の休校。戸惑いも広がる中、県内の先週末の様子は大きく姿を変えました。市町村の対応も分かれています。

安倍総理「何よりも子供たちの健康安全を第一に、多くの子供たちや教職員がともに同じ空間をともにすることによる感染リスクに備えなければならない。どうかご理解頂きますようにお願いたいします。」

おととい、全国一律の休校を要請したことへの理解を求めた安倍総理の会見。これを受け、週末県内では、各地で予定されていたイベントが相次いで中止や延期に追い込まれました。

沖縄市にある「(沖縄)こどもの国」では、きょうから施設の一部が一時閉園され、動物とのふれあいがなど、一部のプログラムがしばらくの間中止されるとあって、きのうは閉園まえに駆け込む親子連れの姿も見えました。

保護者「まだ今のところは(休校要請に対する問題は)ないですけど、子供だけで家で留守番させないといけないのはちょっと心配。」

また、きのう県立高校では人数制限などが行われるなか、卒業式が各地で開かれました。

そしてきょう。観光客でいつもは賑わう美ら海水族館がきょうから臨時休館となり、駐車場は1台の車の姿もありませんでした。

一方、あすから休校措置をとることを決定した那覇市にある泊小学校。学校では、校内放送で校長先生が子どもたちに休みになる理由や、休みの間の過ごし方などを伝えたといいます。

泊小学校・田名真利校長「やはり寝耳に水というか、唐突のことだったので私たちもほんとに驚いた。学校の3月は年度のまとめ、重要な時期。こどもたちのために、できるだけの教育を行っていこうという確認を行った。」

泊小学校・田名真利校長「(Q.受け入れをお願いをされた場合どうするか?)保護者の中には預け先がないと非常にお困りになっている、そういう家庭がっているのは十分承知している。ただ学校としても感染拡大を防ぐために休校措置を取っているので、またこどもたちを一か所に受け入れるというのはちょっと矛盾するかという危惧がある。」

市町村ごとに対応が分かれれた今回の臨時休校要請。6つの自治体では臨時休校をしないことも決定しています。

一方で、休校が決定した市町村でも、保護者の負担を減らすために対策を講じていて、浦添市では、条件つきで全学年の児童を対象に学校での受け入れ態勢を整え、また宜野湾市、那覇市、沖縄市、うるま市、読谷村、嘉手納町などでは、小学校低学年の児童を対象に、臨時休校期間中も学校で受け入れる態勢を整えているということです。(※学童に入っていない、保護者、親戚が対応できない、安全な環境が確保ができない児童が条件)

今週末には那覇市内の中学校などで卒業式も予定されていますが、保護者の参加人数を制限したり、花道をつくらないなどとしたり、新型コロナウイルスの感染防止対策がとられるということです。