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那覇市の中心部にある神原小学校で体育館の建て替え工事の際に見つかった不発弾の処理が行われました。不発弾が見つかったのは、那覇市にある神原小学校の敷地内です。
1月29日、体育館建て替え工事の際にアメリカ製の5インチ艦砲弾1発が見つかりました。24日は陸上自衛隊の101処理隊が出動し、現場に直径2メートル高さ6メートルの壕を作り、その中で、信管だけを破壊させる方法で処理にあたりました。
現場は住宅や病院、店舗なども立ち並ぶ、地域とあって午前9時過ぎからは半径88メートル以内にある44世帯、約300人に避難が呼びかけられました。また小学校に面する国道330号でも交通規制が敷かれ、付近では交通渋滞も起こる事態となりましたが、作業開始から約1時間半後の午前10時22分処理は無事終了しました。
城間幹子市長は「浅い場所にあったんだっていうことで、一瞬見た瞬間はドキッとしました。知らずにその上を走り回っていたということは、不発弾の存在がすべてを脅かすものであるかということを感じております」と話していました。
武富剛校長先生は「子どもたちの安全考えた場合に、すぐそばに不発弾があるということで不安でした。子どもたちには戦後75年経った今でも、戦争の痕が残っているということで、安全教育に繋げていきたい」と話していました。
今年で戦後75年。しかし島に降り注いだ不発弾は、今も県民に多くの不安を与えています。