いよいよ今週末から始まるプロ野球沖縄キャンプ。名護では北海道日本ハムファイターズがキャンプの拠点とする新球場が完成し、おととい落成式が行われました。これまで多くの歴史を刻んできた球場でまた新たな歴史が始まります。
2017年2月名護球場閉幕セレモニー北海道日本ハム栗山英樹監督「3年後、世界に名立たる最高の球場を作ってくれるファンの皆さんと我々は楽しみに待っています。それまでさらに強いチームを作ってここに戻ってきますのでぜひこれからもよろしくお願いします」
長年に渡り北海道日本ハムファイターズのキャンプの拠点となってきた名護市営球場。しかし、4年前日ハムの1次キャンプの拠点はアメリカ・アリゾナへー。
その理由は球場の老朽化。2017年、新たな球場への建て替えが決まりました。あれから3年…
生まれ変わった名護市営球場「タピックスタジアム名護」!両翼は97mから100mにセンターも118mが122mと大きくなり県内では沖縄セルラースタジアム那覇やコザしんきんスタジアムと同じ大きさに。さらに収容人数はこれまでの約2倍。
内野席の上にはこれまでなかった大きな屋根も設置されたほか、電光掲示板もLED仕様に。
解体から3年、総事業費約45億6000万円をかけて新しく生まれ変わった球場。設計にはプロ野球界や高校野球界からも意見を求めこれまで外にあった投球練習場が室内にできるなど選手にとっても使いやすい球場になっています。
名護市役所 都市計画課技幹桃原 泰明さん「きょうのこの落成式典をやるにあたって感慨深いものがありますね。名護だけではなくて北部の皆さんに使っていただくことでこれだけ施設が整っている球場はなかなかないと思うんですよ。こういう球場を使って、甲子園やプロ野球の選手になっていく人たちがたくさん出ればいいなと思っております」
新たな姿となった名護球場。前身となる旧名護球場の歴史は古く、完成は1977年。その2年後、日ハムの投手陣がキャンプを開始すると市民の野球熱も高まっていきました。
この球場でのキャンプが沖縄での日本球界最初のキャンプで今につながるプロ野球沖縄キャンプの先駆けとなった場所です。
この新しくなった球場で来月1日から再び日ハムがキャンプを実施。2月1日から名護でキャンプを行うのは実に5年ぶりで、地元の喜びもひとしおです。
名護協力会応援団長宮城リーミさん「夢と希望を与えてくれる北海道日本ハムファイターズが来るんでね、市民大歓迎ですよ!本当にありがとうございます。毎回「めんそ~れ~」「ただいま~」って言ってもらってますから(今回は)お帰りなさ~いですよ!」
人々の希望が詰まった名護球場。また新たな歴史を刻み始めます。