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沖縄戦に動員されたひめゆり学徒隊を含む沖縄師範学校の教員や生徒の名簿が見つかり、20日那覇市内の中学校で公開されました。

学徒名簿は2019年8月ごろ、松城中学校の教師・大城邦夫さんが東京の国立公文書館で発見しました。学徒名簿は1955年に当時の琉球政府社会局援護課が作成したものです。

名簿には沖縄師範学校男子部の記述とともに、沖縄師範学校女子部、いわゆる「ひめゆり」の名前も鉄血勤皇隊女子師範隊として記されていました。女子師範隊に関する記述はこれまで見つかっておらず、大城さんは大きな発見だと話してます。

松城中学校の大城邦夫さんは「師範学校、特に鉄血勤皇隊として有名な所でしたので、非常に驚いてます。特に女子部、ひめゆりさんまで入っていたということで。ほかの女子学徒の資料がない中での発見で非常に珍しいと思って驚いてます」と話していました。

このほかにも鉄血勤皇隊に鹿児島県や広島県出身者7人が含まれてたほか、学科別に生徒や教員の生死一覧が記載されていて、生存者として元知事の大田昌秀さんや法政大学名誉教授の外間守善さんの名前も確認できます。

大城さんは授業でこの名簿を使って学生たちに沖縄戦の実相を伝えていきたいと話していました。

鉄血勤皇隊女子部「ひめゆり」名簿公開