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沖縄の食卓や食堂でおなじみの赤と黄色の「ウメーシ」。存続の危機を救おうと、那覇市の就労支援センターで製造が始まりました。
船越記者「県内のそば屋や食堂でおなじみの、こちらのおはし。存続の危機を救おうという取り組みが始まりました」
赤と黄色が特徴的な「ウメーシ」。「アカキーバシ」とも呼ばれます。沖縄の食卓のシンボルにもなっていますが、今は県外で作られていて、その工場の閉鎖に伴い、存続が危ぶまれていました。
そんな「ウメーシ」を絶やしてはならないと、那覇市の小売り卸業者が就労支援センターに発注し、試作品の製造を始めました。
カネナガ商事の田川信次さんは「地元で使われている箸をやはり地元で作って、地産地消といいましょうか、そういう思いもある」と話していました。
竹の箸に赤と黄色の塗料を塗り、最後に保護膜を塗ります。カネナガ商事の田川信次さんは「これも手作りの良さで、機械では出ない味があるので、沖縄の食堂に一番合うんじゃないかな」と話していました。
就労支援センター心輪の伊集滝美所長は「利用者さんも職員も、(作るのを)ワクワクなんですよね、それがあちらこちらで使われるのがとても誇りだと思っています」と話していました。
こちらでは「ウメーシ」を月に300膳製造する予定です。