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宜野湾市の緑ヶ丘保育園で軍機からの落下物とみられる部品が見つかってから12月7日で2年。園では24日、子どもたちの安全な環境について考えるイベントが開かれました。
「ことりフェス」は、音楽やトークライブを通して子どもたちの安全な空について考えてもらおうと、緑ヶ丘保育園の保護者たちが中心となって開催しました。緑ヶ丘保育園では2017年12月、ドンという音の後、屋根にコップのようなものが落ちているのが見つかりました。調べた結果、それは米軍ヘリに使われている部品でした。
さらに落下物が発見されたのと同じ時間帯には、隣の公民館に設置された県のカメラに米軍ヘリが飛んでいるのもとらえられていました。しかしそれでも米軍は、落下物がヘリから落ちたものとは認めていません。イベントでは、保育士や保護者らが、当時の様子や現状について話しました。
緑ヶ丘保育園の保育士は「1歳児クラスの子が、もし靴箱で靴を履いて、そこに座っていたら(落下物が)当たっていたかもしれない。今でも思い起こすと鳥肌が立つ」と話していました。
ことりフェス実行委員長の宮城智子さんは「私たちは大きいことを言ってなくて、保育園・学校上空を飛ばないよう言っているだけなので、皆さんもどうぞ自分事として考えてください」と話していました。
緑ヶ丘保育園の保護者たちでつくる「チーム緑ヶ丘1207」のメンバーたちは、12月6日に上京し、米軍機の園上空での飛行停止などを求める3度目の政府要請を行う予定です。