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文化庁の宮田長官が首里城の火災現場を視察しました。首里城の火災から3週間、文化庁の宮田亮平長官が沖縄入りし、首里城の火災現場を約1時間半視察しました。

首里城の火災では、正殿や北殿、南殿が全焼するなど、9つの建物が燃えました。これらの施設がある有料区域の損害保険の評価額は100億3500万円にのぼり、保険の支払い限度額は70億円とされています。また、首里城を管理する財団所有の収蔵品1500点余りのうち、少なくとも400点以上が焼失した可能性があります。

宮田長官は記者団に視察した感想を聞かれ、言葉を詰まらせました。宮田文化庁長官は「涙が出ましたね。真っ黒になっている大龍柱だけが、2つあるのを見るとですね、何とも言えない喪失感と同時に琉球王国の栄華というのをふと思い起こすことができて、非常に心が複雑でした」と話していました。

文化庁では、火災の被害を受けた美術工芸品について修復や保存といった技術的な支援をしてい方針です。

宮田文化庁長官が首里城の火災現場を視察