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サッカーJ2のFC琉球はきのうホーム最終戦を迎えました。会場では首里城復興への募金活動も行われる中、J2に上がって最初の1年、応援してくれたサポーターに勝利を贈りたいところでしたが…。

7500人あまりの観客が訪れた今季ホーム最終戦。スタジアムの外では、チームによる首里城復興のための募金活動が行われました。

地元サポーター「沖縄の象徴だと思うので、少しでも力になれたらと(募金を)入れた。」

対戦相手京都のサポーターからも善意が。

京都のサポーター「ちょっと辛い(京都だと)金閣寺がなくなったらどうしましょうという感じ。また元通りになればいいなと思っている。」

スタジアムのバックスタンドには、首里城復興をサポートしようと横断幕も。琉球の選手たちが着たのは、売り上げの一部が寄付されるチャリティーTシャツ。

J2初年度は残留が決まった琉球。対する京都は9位ながら、まだJ1昇格プレーオフに出場できる6位以内へのチャンスがあり、前がかりで攻勢に出ます。

耐える琉球も黙ってはいません。パスをつなげて相手ゴールに迫ります。しかし得点はならず前半は0対0。

サイドが変わった後半。先制したいところでしたが、モチベーションで上回る相手にゴールラッシュを見せられました。続けての3ゴール。ホーム最終戦の意地を見せたい琉球でしたが、こちらは得点ならず0-3で敗れました。

樋口監督「J2を初めて経験する選手も多くいた。いろいろなことを経験できた1年だった。クラブの次の年に向けての発展の礎にしないといけない。」

上里一将主将「首里城火災のニュースを見て、すごく胸が苦しかったというか、一つ一つ(課題を)克服していきながら、いずれ本当に首里城が復活できることを信じて(チームも)しっかりやっていきたいと感じた。」

J2、2年目を見据えつつ、琉球は今季残り2試合をアウェイで行います。