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31日未明に発生した首里城の大火災。首里城正殿や北殿など7カ所に広がりました。沖縄のシンボル、県民のアイデンティティのより所を失ったと、深い悲しみが広がっています。

警察や消防によりますと、31日午前2時41分ごろ、首里城の警備員から「火災を確認した」と消防に電話がありました。正殿が火元と見られ、北殿や南殿など、7つの建物、約4836平方メートルに燃え広がり、出火から約11時間後ようやく鎮火しました。

城間那覇市長は「琉球の歴史を物語る首里城ですので、シンボルを失ったというような、私個人的には、落胆の思いがあります」と話していました。

玉城知事は「首里城の正殿などが、火災により全焼したのを目の当たりにし、県民をはじめ、多くの皆様も大変ショックを受けていると思います」と話していました。

県民をはじめ、多くの皆様も大変ショックを受けている

出火原因はわかっていません。ただ、この後の会見で、建物内にスプリンクラーが、設置されていなかったことがわかりました。

消防職員は「スプリンクラー設備は、もともと、首里城は正殿自体が、消防法によってはスプリンクラーの設置義務がない。法的な設置義務がないことから、あくまで推奨の範囲でしかない。Qスプリンクラーの設置について、首里城側から返答はあったか?その時点では、具体的には検討されていません。

設置については、具体的には検討されていない」と話しました。