国際通りを埋め尽くした2000人あまりの空手家と熱気。空手の日を記念し子どもから大人まで沖縄空手の各流派が一堂に会した演武です。
さまざまな表記があった空手が普及のため統一されたのが1936年の10月25日。2005年に県議会がこの日を「空手の日」と決議して空手発祥の地沖縄を国内外にPRしています。
この一斉演武のあと各団体ごとの演武に備えているのは沖縄剛柔流の門下生たち。指導に当たる1人が那覇市の正武館(せいぶかん)上原正也(うえはら まさや)館長です。
子どもたちには空手を通して心と体は強く人に優しくをモットーに。そしてもう1つは。
正武館上原正也館長「沖縄の伝統である空手を地域の祭りとかイベントに積極的に子どもたちに参加させて大会だけでなくていろいろな所で披露させたいという思いでやっている」「大きくなって世界にも沖縄の空手を披露できる子どもたちに育ってほしいという思いで小さいときから教えている」
その教えを受ける1人が館長の娘小学4年生の杏梨(あんり)さん。インタビューに緊張しながらも意気込みを話してくれました。
正武館上原杏梨さん「(披露したいのは)きれいな型。みんながちゃんと注目してくれるくらいの(気持ちの)強さでやりたい」
そして各団体ごとの演武本番。杏梨さんはじめ道場の子どもたちを見守る館長その出来栄えは。
正武館上原正也館長「これだけ周りにもお客様がいるので緊張していたと思うでも一生懸命やってくれた」
正武館上原杏梨さん「力強くやれることができた。もっと練習して大人になって世界大会を目指したい」
正武館上原正也館長「うちの生徒たちも30名近くいるがこの子たちの中からも剛柔流空手を世界に広める指導者が出てきてくれたらと願っている」
演武祭は沖縄空手のこれからを担う子どもたちへのエールにもなっています。