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宮古島に配備された陸上自衛隊。国は島の南東部に弾薬庫を建設する予定ですが、地元からは強い反発の声も上がっています。きょう、この後間もなく地域の住民を対象にした説明会が開かれますが、説明会を前に、計画の中止を求める反対集会が開かれました。
国が行う説明会のおよそ2時間前に開かれた抗議集会には60人を超える人が集まりました。
国は南西諸島の防衛力を強化しようと来年3月末までにミサイル部隊を島に配備するため、先行して弾薬庫を建設することにしています。
弾薬庫は島の南東部に位置する「保良地区」の採石場に造られることになっていて、集落からの距離はわずか200メートル。地元住民は安全が脅かされると建設に反対しています。
これまで宮古島の陸上自衛隊配備を巡っては住民にきちんと説明がされないまま駐屯地の中にミサイルが保管されていたことが発覚し、島の外に運び出す事態に発展するなど島民の反発を招いていました。
こうしたな中、弾薬庫の建設があすにも始まるのではないかと住民は危機感を募らせています。
地元住民「なぜここに危険なものを置くのか」「どんなに闘ってでもここに弾薬庫は置かせたくない」「まとまった集落のすぐそばに本当に危険な弾薬庫を置くという、陸上自衛隊の思惑がまったくわからない」
石橋記者「弾薬庫建設を巡ってはこれまで、住民側が求めた保管する弾薬の量や安全の確保について、国から十分な説明がなされておらず、住民からは、既成事実を積み重ねたいだけだと批判の声も出ています」