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きょうから消費税がこれまでの8%から10%に上がりました。

軽減税率や還元ポイントなど、わからないことも多い増税。県民はどのように受け止め、店舗はどのような対策をしたのか取材しました。

県民「(消費税は)上げてほしくないですよ、やっぱり。今のところはそんなにピンときてないです。(きょうは)小さい買い物なので、多分大きい買い物になるとズンと来ると思います」「(Q:今後、増税の影響は出てくる?)すごくあるかと思います。私もまだ若いつもりなんですけどまだ(仕組みを)わかっていませんので、どんどんわかるようにしてほしい」

10%にアップ 消費者の思い 店側の対策

増税前、最後の営業を終えた営業所に戻ってきた路線バス。新料金を知らせるシールを職員が一枚一枚、丁寧に乗車口や運賃箱、乗客の目につきやすいところに貼る作業が行われ、増税に備えました。

一方、ゆいレールの県庁前駅では最終列車が行ったあと、駅員が運賃表に貼られたシールをはがすと、改定された料金と延伸区間の料金が表示されました。

今回の増税でまずモノレールの運賃を見ると、260円の区間と330円の区間がそれぞれ10円上がりました。これに対して路線バスの運賃は、例えば那覇市内線の運賃は230円から240円になりました。

ところが、バスとゆいレールを定期券で比べてみると大きな違いが出るのです。

定期券の場合、モノレールはすべての区間で値上げになるの対して、那覇市内線を運行する那覇バスに関しては通勤定期代がこれまでより1カ月、1260円安くなります。

10%にアップ 消費者の思い 店側の対策

今回の消費増税によって導入されたのが軽減税率、そしてキャッシュレス消費者還元事業。

飲食料品や日用品を扱うこちらのスーパーでは、導入された制度が同時にスタートしています。

実際に、キャッシュレス・クレジットカードで購入してみると、ご覧のように、レシートには軽減税率対応の商品が表示されています。しかし、なかには・・・

那覇市で鉄板焼きで料理を提供するこのお店。消費者還元事業者に加盟していたにもかかわらず、きょうになって連絡が届いたそうです。

Ryukyu Teppan 梟・相原義輝マネージャー「きょうの朝、ランチの準備をしているときに郵送物が届いて。還元の消費者還元の広報ツールのご案内ということで」

事業開始のきょうになっての通知…。お店は困惑しています。

相原マネージャー「張り出すにしても何を貼りだしたらいいのか?これだけ張り出しても、お客さんにどんなふうになるのと言われても説明がしきれない」

今回の消費増税と制度について県民からはこんな声が…

県民「本当にわかりづらい。食品とは日用雑貨はすべて据え置きにすればいいと思います」

消費増税と制度の浸透はまだまだ時間がかかりそうです。