つづいては、ラグビーW杯が注目される中、子どもたちや初心者向けにアレンジされたタグラグビーの大会が行われました。
きのう読谷村で行われたタグラグビーの大会。ゲームに出場する選手たちの腰には2本のタグがつけられていて、これを奪えばタックルが成立。奪われた選手は、ボールを手放すのが決まりで、パスをつなぎながらゴールを目指します。
県ラグビー協会・島袋法匡普及育成委員長「ラグビーの入り口として、簡単なルールでできるタグラグビーを導入して、小学校の方では体育の一環として取り上げられている。徐々にではあるが、広がってきている。」
会場では、実際にラグビーをしている中学生以上の女子の大会も行われました。おそろいのTシャツで大会に参加したのは、読谷中学校のラグビー部1年生トリオ。
普段は男子と一緒に練習や試合を行う3人。ラグビーが盛んな読谷で兄弟がプレーしていたことをきっかけに小学生から競技を始めました。
女子中学生のラグビー選手の数は県全体でも10人ほど。初心者向けのタグラグビーで、興味を持ってくれる女子が増えることを期待しています。
比嘉愛莉選手「(Q.ラグビーの好きなところは?)チームみんなで喜び合えたりできるところ。」
島袋莉多選手「(Q.ラグビーの好きなところは?)みんなで協力したり助け合ったりするから楽しい。」
松田すず選手「ボールの形も面白いし、ディフェンスとアタックのそれぞれのチームの考え方が違うので面白い。」
きのう、4チームが参加したリーグ戦の大会で、読谷中学校チームは、社会人もいるクラブチームを相手に、2試合で1勝1敗と善戦。3試合目では黒のTシャツ、タグラグビー初挑戦の、嘉数中学校ハンドボール部のチームと対戦しました。
互いに息の合ったパス回しで得点を取り合った両チーム。好ゲームとなりましたが
最後はやはり、一日の長がある読谷中学校が10-6で勝ち、トータル2勝1敗で2位と健闘しました。
比嘉愛梨選手「声を出して、コミュニケーションを取ることが大事かなと思ったので、真似するようにしたい。」
松田すず選手「もっと女子も男子も増やしていって、ラグビーが好きな人がもっと増えたらいい。」
島袋莉多選手「部員も増えたら県外での試合ももっと増えると思うので、増やしたい。」
一人はみんなのために、みんなは一人のためにラグビーの心を、伝え、広げたい。沖縄ラグビーのチャレンジが続いています。