※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
県内の水源が、有機フッ素化合物ピーフォスなどによって汚染されていた問題を受けて、子育て中の母親たちで作る会が、19日夜、勉強会を開きました。
勉強会は、水の安全性に関心を持ってもらいたいと子育て中の母親たちで作る「水の安全を求めるママたちの会」が主催しました。講師には、イギリス人ジャーナリストのジョン・ミッチェルさんが招かれ、米国内における規制の動きや、大学などが行った人体への影響についての研究成果を紹介しました。
ジョン・ミッチェルさんは「より多くの研究者がたちが、より多くの調査・研究を行えば行うほど、より多くの危険性が見つかっている。そしてその危険性というのが最も晒されているのは女性であり、子どもであり、胎児である」と話していました。
またミッチェルさんは、米国内で、ピーフォスやピーフォアの規制が強くなっている状況を指摘したうえで、沖縄県が採用している米国環境保護庁の規制値を採用するのは時代遅れだと指摘しました。
ミッチェルさんは「ニューヨークはピーフォスとピーフォアを合わせて、10pptにすることを検討している。アメリカでは、州レベルで、基準値をもっと低くしようとする動きがある」と話しました。
主催した「水の安全を求めるママたちの会」の山本藍さんは、この問題に市民が関わる意義を次のように話しています。山本藍さん「市民として声をあげるということは、とても大切なことなんですね。専門知識があるから、声をあげるのではなくて、肌で感じて危ないと思う感性で声を上げる、色々な立場の人が、色々な自分の場所から、声をあげる大切さはあると思う」と話しました。
ママの会では、今後県に対して、情報の開示などを求める要望書を提出する予定です。