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続いては日本ハンドボール・琉球コラソンです。チームは今、勝利を目指し、もがき続けています。

チーム創設から12年目のシーズンに臨んでいる琉球コラソン。昨シーズンの開幕戦での勝利以来、引き分けを挟み実に25連敗と苦しい時間が続いています。それでもホーム戦には、常に多くのファン・ファミリアが訪れ、選手たちに声援を送っています。

東長濱秀策監督「(コラソンは)たくさんのファミリアとかスポンサーの方々に応援してもらって成り立っているチームなので、一番は勝つという結果で恩返しするべき立場にもいると思うので。」

昨シーズンからコラソンを率いる東長濱秀策監督。チームの課題は「得点力」だとしてキーマンに上げるのが、今シーズン、強豪・湧永製薬から移籍した那覇西高校出身の東江太輝。移籍を決意した背景には、地元・沖縄のチームへの強い思いがありました。

東江太輝選手「僕が高校生の頃に(コラソンが)発足して、最後はここに帰ってくるんだろうなって思いはいつもどこかにあったので、勝ちから遠ざかっているコラソンを勝たせてあげたい、沖縄の子どもたちに対してコラソンを目指してほしいという思いがあって、それにはやはり勝つことが一番だと思ったので帰ってきましたね。」

沖縄で、強いコラソンを見せたい。しかし試合は序盤からトヨタ紡織九州ペースに。前半15分までに7点差をつけられ、連敗が続くコラソンに嫌な雰囲気が漂います。しかし、この日はここからが違いました。

前半も残り5分となる中、東江がゴールを決めると、続いて東江のパスから連(むらじ)!さらに海外でのプレーを経て今シーズンコラソンに復帰した、棚原良の連続得点で追いかけます。

サイドが代わった後半には、キーパー陣がナイスセーブを連発!流れを掴んだコラソンが怒涛の追い上げ。そして東江!(18点目)ついに同点に追いつきます。

しかし残り3分。連続得点はトヨタ紡織。追いかけるコラソンは東江。このシュートはキーパー正面をつき、届かず。白星が遠いコラソン。まず1勝を目指す戦いが続きます。