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無理なシフトを強要されたり給料が振り込まれないなど、悪質な職場環境、いわゆるブラックバイトの被害にあった県内の大学生の報告会が23日に開かれました。
会ではまず、被害にあった県内の大学生が登壇し「(事業主が)家に来たらどうしようとか、お給料貰えないことよりも、脅されることの方が怖くて」と話し、アルバイト料が2か月以上未払いだったことやそのアルバイト料を取り返したことなどを報告しました。
また、この会を主催した若者の労働問題の解決をめざすNPO・POSSEの今岡直之さんは「事業主や責任者とのSNSなどでのやり取りや自分の労働時間をメモして証拠を残すこと」など、みずからも対策を取ることの必要性を説明していました。
参加した学生のひとりは「(労働問題は)自分でも働きかけないと解決できないんだなということがわかりました」と話していました。
POSSEではこのような状況から「ブラックバイトユニオン」を2014年に立ち上げ、ブラックバイトに関する若者からの相談全般を受け付けていて「問題の解決のためにひとりで悩まず電話してほしい」と話しています。