大会最終盤を迎えている南部九州総体。那覇市で行われている水球では、那覇西高校が地元の声援を背に、県勢初のベスト4以上を目指し熱戦を展開しました。
インターハイのトリを飾る水球。2回戦から登場したのが、6月の九州総体で2位に入った那覇西。きのうは同じく九州4位の福岡工業と対戦しました。
試合序盤は白のキャップ・那覇西が先行。しかしすかさず相手も得点し接戦に。迎えた後半、地元の応援を背に那覇西の動きが変わり始めます!
大場龍希選手「(後半)第3,4ピリオドで切り替えていこうと、自分たちも心が切り替わって、力で行くことができた。」
2年生大場龍希(おおば・りゅうき)が チーム最多の4得点。負けじと司令塔のキャプテン、仲本虎次郎(なかもと・こじろう)も3得点の活躍。
仲本虎次郎主将「水球という競技を見るために足を運んでくれているので、自分たちが最終日までプレーして、関係者にも恩返しができるようにしたい。」
終わってみれば16-9の快勝! 去年のインターハイと同じく、ベスト8入りを決めます
大場龍希選手「ベスト4という壁が沖縄には本当にでかくて、基本的なことをしっかりやって、(準々決勝は)勝てる相手だと思ってるので、しっかりやっていきたい。」
仲本虎次郎主将「第1,第2クォーターは競ってしまったので、そこは改善していったら100点のゲームができると思う。」
2回戦を突破し、県勢初のインターハイベスト4入りを狙う那覇西水球部。迎えたきょうの準々決勝。学校の仲間や地元の声援を受け挑んだのは、埼玉栄。4年前のインターハイでは優勝を果たしている強豪です。
その格上相手に那覇西は食らいつきます。最大3点差をつけられた最終第4ピリオド。那覇西はキャプテン・仲本。
仲本虎次郎主将「もう勝つことしか考えていなくて、(メンバーに)まだいける頑張ろうということを伝えて。」
キャプテン仲本は3連続得点!会場の大声援を味方に、8-8の同点にしてタイムアップ。勝負は両チームが交互にシュートを打ち合うペナルティーシュート戦へ。
緊張感が漂う中、那覇西は1人目が失敗。一方の埼玉栄は4人目まで全員成功。那覇西は後がなくなる中、迎えた4人目。強豪に最後まで食い下がるも届かず。
選手たちは悔し涙を流しましたが、それでも県勢初のベスト4まであと一歩まで迫り、チームの成長ぶりを示す夏となりました。
仲本虎次郎主将「今までで一番濃い内容の夏だったと思います。次は国体でリベンジして、ベスト4に入ったら(今までと)変わると思うので国体でリベンジしたい。」