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11年前、アメリカ兵によるタクシー強盗事件の被害に遭った男性運転手の家族が提訴です。約10年間滞っている補償金の全額を国に支払うよう求めています。
裁判を起こしたのは11年前のタクシー強盗で2人のアメリカ兵に襲われた男性運転手の長男・宇良宗之さんです。事件の補償をめぐっては日米地位協定にもとづき被害者はアメリカ側に補償を求めていましたが約10年滞っていました。
アメリカ側は146万円を支払いましたが裁判では遅延分を含めた2600万円の賠償額が確定していて被害者家族は賠償額との差額を国が肩代わりする制度に基づいて全額支払うよう国に求めました。しかし国は、遅延分にあたる約900万円は支払いの対象外だと説明したため家族は提訴に踏み切りました。
遅延分は現在、1000万円に上っているとみられます。