沖縄大会で見せた粘りのある試合を甲子園という大舞台でもみせてくれました。沖縄尚学が初戦、センバツ準優勝チーム強豪、千葉の習志野と対戦しました!沖縄尚学、5年ぶりの甲子園。勝利を信じアルプスは大応援団が声援を送るなか、1回の表、沖尚の先発マウンドに登ったのはエース仲村渠春悟!
しかし、仲村渠は習志野の先頭バッターにヒットを許すると、さらに送りバントなどで2アウト三塁のピンチを背負います。
沖縄尚学仲村渠春悟選手「相手に絶対勝つという気持ちでマウンドに上がっていこうと思っている」
その言葉通り、続くバッターを三振で切ってとりピンチをしのぎます。しかし、続く2回、沖尚は、送りバントと犠牲フライでランナーを三塁まで進められるとバッターは習志野8番、山内翔太。沖尚、先制を許します。
試合はこの後4回。沖尚は、1アウトでランナーを三塁に置くピンチバッターは6番和田。仲村渠の初球でした。さらにこの後連続ヒットを許した仲村渠はマウンドを2年生の永山蒼に託します・・・
沖縄尚学永山蒼選手「自分が投げる機会となったらピンチになってくると思うので点を取られたら駄目な場面になってくると思うので期待に応えきれるようなピッチングができたらいいと思う」
2年生の永山がピンチを後続をぴしゃりと抑えると沖尚打線が爆発します。2点を追いかける沖尚は続く4回のウラ一人倒れて打席には、キャプテンで3番水谷留佳。水谷は二塁を狙います!
キャプテンの気迫あふれるプレーが流れを変えます。続く4番2年生の與谷友希!さらに5番も2年生、台湾から甲子園を夢見て沖縄にやってきた崔哲イ。
崔の打球は左中間真っ二つ!沖尚、ついに同点に追いつきます!なおも沖尚は崔を三塁に置いて、続く6番奥原海斗!この後!沖尚の真骨頂!粘りの野球が甲子園で花開きます!
4回ウラ、ついに2対2の同点に追いついた沖縄尚学。ランナーを三塁に置いてバッターは6番奥原海斗!習志野のお株を奪う初球スクイズ!3対2と沖尚が逆転に成功します!この後、習志野も1点を返し3対3の同点となった6回満塁の場面で再び打席には奥原。習志野が沖尚が相手の意表を突く攻めで4対3と勝ち越します。
ところが9回。抑えれば沖尚の勝利でしたがここからセンバツ準優勝習志野が粘ります。1アウトの後、ランナー三塁一塁で1番角田。同点に追いつかれた沖尚、試合は延長戦へと突入します。さらに10回表。沖尚が逆転を許してしまいます。
反撃したい沖尚ですが、その前に習志野のエース飯塚修人が立ちはだかりました。飯塚のピッチングの前に沖尚は8回から6者連続三振。延長10回。2アウト。バッターはキャプテン水谷。粘りを見せた沖尚でしたが、わずかに及ばず初戦で涙をのみました。