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県の基幹作物サトウキビから作られる黒糖が今、生産過剰となり、多くの在庫を抱えていることから、国が対応に踏み出す考えを示しました。
県黒砂糖工業会によりますと、黒糖の生産量は、需要と供給のバランスをみた場合、8千トン台が良いとされています。ところが、ここ3年は9千トン台と生産過剰が続き、3247トンもの在庫を抱えることになりました。このためJA沖縄中央会などは1日、宮腰沖縄担当大臣を訪ね、支援を要請しました。
宮腰沖縄担当大臣は「サトウキビは、沖縄県のシンボルでありまして、黒糖とサトウキビ生産は、基幹産業として地域の経済活動に大変重要な役割を担っている」と述べました。そのうえで宮腰大臣は「県産黒糖の安定供給体制の確立に向けた、実効的な取り組みに向け、検討を進めている」との考えを示しました。
黒糖は、外国産の安い砂糖に押され、価格競争でも厳しい状況にあり、国や業界の対応が注目されています。