金城キャスター「楽園の海、案内は水中ビデオカメラマンの長田勇さんです。今回のテーマは『小さな生き物を見つけよう」です。」
長田さん「今回は、小さな体で頑張っている生き物たちをたくさんお見せしたいと思います。」
金城キャスター「かわいい生き物たちがたくさん出てくるんですね！それでは、見ていきましょう！」
長田さん「まずは、こちらのお魚。小さな生き物を探していると、よく目が合う魚なんです」
金城キャスター「あら、かわいい♪」
長田さん「ヘビギンポの仲間。普段は、岩の上や平たいサンゴの上で休憩してますが、この子は、やけに綺麗な風景の所に居ました」
金城キャスター「この場所がお気に入りなんですかね？ところで、周りにある木の様なものは？」
長田さん「ユラユラとなびくのは刺胞動物の仲間、ヒドロ虫。絵になりますよね～」
金城キャスター「インスタ映えしますね！！」
長田さん「そうですね。サンゴに開いた穴に住んでいるのは・・・テンクロスジギンポ。自分で開けた穴ではなく、ゴカイなどの生き物が開けた穴なんです」
金城キャスター「上手な活用法ですね～」
長田さん「はい。警戒心強そうに見えますが、結構近づけます。好奇心旺盛なのかもしれません。ギンポを見つけるコツは、まずは穴を探すことです。こちらも穴で生活しているヒトスジギンポ。この子も控えめにしているので、警戒しているのかと思いきや・・ヌ～～～～～っと、出てきましたね」
金城キャスター「勝手にうつすな！コラ～って、ほっぺが膨らんでますね～」
長田さん「そんな顔してますね。失礼いたしました。つづいては、可愛らしい仕草で人気のあるイシガキカエルウオ」
金城キャスター「わぁ！サンゴの隙間からひょっこりはんしてる♪」
長田さん「この子は、たまには穴の中に入るものの、基本的には、動き回って遊んでいる魚なんです。この時は、ハナガササンゴの触手の上で、気持ち良さそうにしてました」
金城キャスター「いいクッション見つけましたね～」
長田さん「はい。さて突然ですが、ここでクイズです。この中に、発見されるとたちまちアイドルとして君臨する生き物がいますが、わかります？」
金城キャスター「あのとても小さな黄色いお魚ですか？」
長田さん「そうです。イロカエルアンコウの赤ちゃん。砂地に落ちている、サンゴのかけらなどを丁寧に探してみると、見つかるかもしれません。小さ過ぎて撮影は難しいんですが、癒される仕草がいっぱいあるんですよ。私の指と比べると小さいのが分かりますよね。体長は１センチメートル」
金城キャスター「ちいさ～い。ヒレで踏ん張ってる姿、かわいいですね～」
長田さん「たま～に、あくびします」
金城キャスター「口がのびますね～♪」
長田さん「移動する時も、いっぱい吸い込んで・・・噴射！」
金城キャスター「かわいらしいですね」
長田さん「はい。そしてこちらは、毒を持つハナブサイソギンチャクに居たオドリカクレエビ。名前の通り、踊りながら食事してました」
金城キャスター「体をフリフリ♪楽しそうですね」
長田さん「はい。踊るだけでなく・・・・華麗に飛ぶこともできます！」
金城キャスター「おお！！」
長田さん「続いては、美味しそうなシラヒゲウニに住む生き物です」
金城キャスター「ん？どこだろう・・・」
長田さん「アップで見てみると」
金城キャスター「あっわかりました！！」
長田さん「擬態名人なんですが、今回はたまたま見やすいところにいてくれました」
金城キャスター「一生懸命、擬態している様子が微笑ましいですね」
長田さん「そしてずんぐりむっくりの体型も、親近感が湧きます。家帰って映像見て気づいたんですが、もう一匹いました」
金城キャスター「ほんとだ！！」
長田さん「肉眼では全く気付いていません。最後は、明らかにバランスの悪そうな帽子を被って擬態する、カイカムリ。カニです」
金城キャスター「確かに歩きにくそう。。。この帽子はなんですか？」
長田さん「隠れるために後ろ足で、海綿（カイメン）を持ち上げているんです」
金城キャスター「微動だにしませんね。バレてないと思ってるんですかね？」
長田さん「そうかもしれませんね。しっかりバレてますよ～っというように、指を出してみると、ようやく逃げる気になった様ですが、やっぱりバランス悪いですよね～」
金城キャスター「うまく逃げきれてないですね」
金城キャスター「小さくてかわいい生き物ばかりで、おもしろかったですね～」
長田さん「そうですね。小さいと行動も面白く見えますよね。老眼になる前に、もっともっと撮り溜めたいと思います！！」
金城キャスター「まだまだ大丈夫だと思います。今回も貴重な映像ありがとうございました。以上楽園の海でした」