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国敗訴の判決が言い渡された「ハンセン病家族訴訟」。政府は安倍総理が、元患者の家族と直接会って謝罪すると発表しました。
菅官房長官は「政府として改めて深く反省し、心からおわび申し上げます。私(安倍総理)も家族のみなさまと直接お会いしてこの気持ちをお伝えしたいと考えております」と話していました。
菅官房長官は、安倍総理の談話を読み上げ、「ハンセン病家訴訟」で差別を助長した国の責任を認めた判決を受け入れると、改めて発表しました。またその中で、時期はまだ決まっていないものの、安倍総理が元患者の家族と直接会って謝罪する方針を示しました。
原告の宮城賢蔵さんは「(官邸に)行って総理から直接すみませんでしたってこの言葉を聞きたい」と話していました。
原告の1人。宮城賢蔵さん、生後3カ月の時に母親のハンセン病が発覚。差別や偏見に苦しめられてきました。国が過ちを認めたことで、苦難の人生に区切りをつけられると考えています。
菅官房長官は「家族のみなさまの声に耳を傾けながら寄り添った支援を進め、地域で安心して暮らすことができる社会を実現してまいります」と話しました。国は裁判への参加、不参加に問わず、家族に対する補償制度を作る方針です。