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サンゴ健全も今後の工事の影響を懸念

強行される辺野古新基地建設工事は自然環境への影響も懸念されていますが、自然保護団体が5月28日に名護市沖でサンゴの生育状況を調査しました。

サンゴは健全な状態であるものの今後、工事による影響が出る可能性があると指摘しました。

調査は日本自然保護協会と地元の環境団体が共同で行い、辺野古崎から南東にある長島の沖合、水深約6メートルの海底にあるサンゴの健康状態を確認しました。

この場所の調査は年1回行われていて、その結果、サンゴが海底面を覆う割合を示す被度は45%で2018年の50%より若干減少しましたが「比較的健全な状態が保たれている」ということです。

日本自然保護協会の安部真理子さんは新基地建設が与えるサンゴへの影響について「新基地建設に伴う海流の変化や投入された土砂による水質の変化がサンゴの回復力を低下させる可能性がある」と指摘しました。