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2019年6月23日の慰霊の日を前に戦争の悲惨さや平和の尊さを考える企画展が5月27日から糸満市で始まりました。
戦火に巻き込まれ顔にやけどを負った女性と口移しでアメを赤ちゃんに与える男性、戦争の足音が近づくなか、県外への疎開を余儀なくされた沖縄の子どもたちなど27日から始まった企画展、「1944年、沖縄戦前夜」では写真パネルを中心に日本軍が使った手榴弾の実物などおよそ90点を見ることができます。
対馬丸の遭難や10・10空襲など沖縄戦につながった悲惨な出来事が75年を迎えることから当時の子どもたちが置かれていた状況を読み解きながら平和の尊さを伝える企画展になっています。
平和祈念資料館学芸員・平田守さんは「アメリカ軍と日本軍がそれぞれ沖縄戦に向けての準備を着々と進めていったその歴史的な流れというのを子どもたちにも理解して学んでいってもらいたいと思いまして今回の展示を計画しました」
企画展は、10月31日まで平和祈念資料館で行われています。