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プロ野球「西武対ソフトバンク」2連戦がきのうとおととい、沖縄セルラースタジアム那覇で行われ、結果は西武が2連勝。2日間を通じ3万4600人の観衆が沸きました。中でも注目は県出身選手同士の対決でした。

プロ野球公式戦「西武対ソフトバンク」。プロの華麗で豪快なプレーがファンの心を熱くしました。中でも注目だったのは、毎年恒例の始球式。具志堅用高さんが「いつもの」三塁ではなく、向かった先にいたのが・・・山川選手。

セ・パ両リーグを通じホームラン王争いのトップを走る、西武の4番、中部商業高校出身の山川穂高。高校時代から変わらぬ愛嬌の良さは、多くのファンを魅了しています。

その山川の凱旋試合の初戦で対戦したのが、一つ歳上の沖縄尚学の先輩で、プロ7年目にして、初の古里でのマウンドに立ったソフトバンクの東浜巨でした。

2008年のセンバツ優勝投手と、山川の対決にヒートアップする球場。2人の対決は、2回にやってきます。

注目の1球目は・・・ど真ん中のストレート!これには山川も苦笑い。そして、第1打席はサードゴロに終わります。

2度目の対決は続く3回。東浜が三振で山川を抑えると、両者の対決に球場から歓声があがります。

しかし東浜は、自らのピッチングの乱れもあり5回に降板。それでも、シーズンでの再起をかける東浜に温かい声援が送られていました

そして、この試合、最も球場が盛り上がったのが西武1点リードで迎えた7回。ランナーを2人置いて打席には山川。ソフトバンク4番手の松田のスライダーを叩いた打球は大歓声の中、左中間スタンドへ!

両リーグトップの20号3ラン!山川が凱旋アーチで集まった1万6000人のファンに応えました!

山川選手「鳥肌が立ちました。本当に今までの野球人生の中で一番うれしいホームランでした。」

また、八重山農林出身のソフトバンク嘉弥真新也も、7回に3番手でマウンドに上るなど、3人の県出身選手の姿に球場は大いに沸きました。

続くきのうの試合、山川のバットに2夜連続の期待が集まりましたが、この日は8回のヒット1本のみ。それでも連勝した西武は順位争いで3位に浮上。沖縄2連戦、合わせて3万4600人の観衆を魅了しました。